ブラウザのキャッシュ生存時間を極めて短くする

Webアプリケーションの開発の際、本番環境ではブラウザにキャッシュされても問題ないが、開発時はキャッシュされたくないものがあると思います。例えば、マスカットのレイアウト定義XMLや、イベント定義XMLは、ブラウザにキャッシュされるとどうしようもありません。ブラウザのキャッシュをそのつどクリアすればいいのですが、それも面倒です。
そこで
HTTPレスポンスのHTTPヘッダをちょいといじることで、ブラウザのキャッシュをコントロールします。
今回、検証した環境。

OSWindows XP Pro SP2
Web サーバApache 2.2.3
ブラウザFirefox 1.5
キャッシュをコントロールするHTTPヘッダはCache-Control、Expires、Pragmaの三つがあります。PragmaはHTTP/1.0のもので、機能的にかぶるHTTP/1.1のヘッダがあった場合、動きが読みにくいので、今回は遠慮します。残りの二つですが、Cache-Controlはmod_headers、Expiresはmod_expiresで操作できます。
私の場合、XMLファイルをキャッシュされることが邪魔だったので、MIMEタイプごとにキャッシュの有効期限を制御できるmod_expiresを試してみました。
mod_expiresを使用するためにApacheのコンフィグファイルを編集します。
まず、LoadModuleします。デフォルトでは

#LoadModule expires_module modules/mod_expires.so

という行があるのでコメントアウトを解除します。

LoadModule expires_module modules/mod_expires.so

次に、Expiresヘッダを使用すること、どのように使用するかを書きます。コンフィグファイル内での場所はどこでもよいようです。無難にファイル末尾にどうぞ。

ExpiresActive On
ExpiresByType application/xml "access puls 1 seconds"

これで、MIMEタイプがapplication/xml(XMLファイル)の、ブラウザでのキャッシュ有効期限が、アクセスしてから1秒後になります。