ソーシャルブックマークについて思うこと

約10ヶ月ほど、はてなブックマーク(以下はてブ)を使っています。

はてブ導入前

  • ブラウザにブックマーク
  • フォルダによる分類

その結果として

  • 大量のブックマークで溢れかえる
  • 深いフォルダ階層

そして、どのフォルダに分類したのか見失ってしまう。検索機能はあるが、フォルダによる分類を前提にした設計のためか、使い勝手がよいとは言えません。それは、検索機能の存在すら忘れるほどです。
また、大量のブックマークは見栄え、操作性共に悪く、それを改善するためにブックマークをリストラすることを思い立ちます。面白いけど頻繁には見ないページは削るという方針で、リストラを行います。その結果、もう一度見たいと思ったときはサーチエンジンに頼ることになります。しかし、有名・有力なコンテンツでない場合、見つからないことが多々あります。orz

はてブ導入後

私の、はてブする方針は、ちょっとでも面白い、意義があると思ったサイトはとりあえずブックマークします。実際にブックマークしたサイトを後から見る見ないは関係ありません。
ブラウザのブックマークと異なる性質として

  • フォルダではなくタグによる分類
  • フォルダを辿るのではなく、タグを検索し目的のサイトを見つける

ここで、タグ付けのセンスが重要になってきます。私のタグ付け方針は、「思いつく限りのタグを付ける」ことにしています。その理由は、ブックマークが検索される際に、できるだけ多くのキーワードからヒットされるようにすることです。
また、未来の自分が、検索する際に使用するであろうキーワードを予想してタグ付けすることも重要かもしれません。これも検索されるためです。
利用する際は、フォルダを辿ったり、どこにあるのかわからない検索機能を使うのではなく、検索されることを前提に作られたUIから、タグを絞り込んでいきます。

結果

なんともすばらしい、はてブですが、頻繁(数回/日)に利用するサイトはブラウザのブックマークに登録しています。当たり前かも知れませんが、頻繁に利用するサイトは「はてブ→目的のサイト」より「ブラウザのブックマーク→目的のサイト」の方が使いやすいんです。
はてブは興味のコレクションであり、従来のブラウザのブックマークとは意味が違うのではないかとも思います。
しかし、以上だと、ブックマークのソフトウェアを使えばいいんです。が、人というの強欲なもので、職場、学校、自宅など場所を選ばず、同じブックマークを使用したいと思います。そこで、オンライン化。
でも、この段階では「ソーシャル」ブックマークである必要はないんです。オンラインブックマークであればいいんです。
ここで、ソーシャルブックマークの「ソーシャル」の必要性?

  • はてブのホットエントリは、非常に有用である。
  • ホットエントリは、無数にあるWeb上の情報に、はてブユーザのフィルタを通すことができる。
  • 良くも悪くも、はてブユーザ色になるが、無数に存在し、無数に生み出される情報を自力で収集し、選ぶことに比べれば、それは些細なこと。

そのホットエントリを利用する見返りとして、自分のブックマークも「ソーシャル」にする。
まだ、ホットエントリにしか「ソーシャル」の有用性を見出せていません。私が「ソーシャル」を使いこなせていないだけなのか、ソーシャルブックマークの「ソーシャル」の有用性はホットエントリに限るのか、どうなんでしょう。